私の本棚(New: 2016/5/1:随時加筆見込み)

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本棚を他人に曝すというは,気恥ずかしいものです。

しかし,その人を理解しようとすると,どんな本を読んでいたり,どんな音楽を聴いているのかを知ることは重要であろうと考えています。その人の関心事を知ることができるからです。

そのような観点から,自分の本棚を公開してみようと考えました。

このブログは,Engineering scienceとしているので,技術的な本のみの本棚にします。趣味的な本は,”本当に恥ずかしい”ので,とても,公開することはできません。

表紙・書名など ひとことなど

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気体力学
恩師の著作です。残念ながら,絶版になっており,現在では,入手がかなり困難です。かなり使い込んではいますが,未だ,全て理解するに至っていません。

大学図書館や大きな公立図書館,そして,流体力学を使う企業の図書室の蔵書にあるはずです。

Introduction to Physical Gas Dynamics
上の恩師の「気体力学」は連続体として扱いに対して,この本は,気体分子運動論です。この本の醍醐味は,気体分子運動論の基礎式である,ボルツマン方程式から連続体の質量保存の式,運動量保存の式,エネルギー保存の式を導出するところにあります。

この本を,恩師に「読め!」といわれて,泣く々々読んだ頃が懐かしいですが,今となっては,とても,貴重な知識となって役に立っています。

幸いなこととに,この本から恩師との共著として論文が1部でているのですが,今では,入手し難いようです。大学では入手可能であろうと思います。

・Morioka, S. and Nakajima, T., Modeling of gas and particle two-phase flow and application to fluidized bed, Journal of Theoretical and Applied Mechanics, Vol. 6, (1987), pp. 77–88.

自動車の運動と制御

自動車に関わっていた約10年間,その教科書はこの本でした。自動車の運動について,安部先生の著作ほど丁寧に記述してくれている和書はないと思います。自動車技術というのは,自動車メーカに囲い込まれて外部に出てこないものです。特に,操縦・安定性や乗り心地といったシャシー性能については,その運動方程式から理解せざるを得ません。その基礎方程式の導出から記述して頂いているのが,安部先生の本です。
Fiber Bragg Gratings: Fundamentals and Applications in Telecommunications and Sensing (Artech House Optoelectronics Library)

“Fiber Braagg gratings”,略して”FBG”。光ファイバコア長手方向に一次元の回折格子を作り,狭帯域の反射光を作り出す受動光ファイバ素子です。その主な用途は,光ファイバ通信のフィルタ,光ファイバセンサ,光ファイバレーザーのキャビティミラーです。私は,主に”光ファイバセンサ”としてのアプリケーションに関わってきました。この本は,FBGについては古典といって良い本です。
FBGセンサについては,私自身,幾つか論文や特許も書いていますが,自分の文献は気恥ずかしいので,他の方との共著の文献をリンクします。
津田浩、佐藤英一、中島富男、佐藤明良、光ファイバ広帯域振動検出システムの開発 ‐ FBGセンサを用いたひずみ・AE同時計測技術 ‐、Synthesiology、Vol. 6, No. 1 (2013), pp. 45-54.
スペクトル解析

スペクトル解析(周波数解析)と関わって30年以上になります。その度に,日野先生の本を参照しています。30年もあると関わった周波数帯域はDC〜10 MHzと,機械が対象とする周波数としては,ほぼ全域にわたります。周波数解析の参考書は他にいくらでもあるのですが,刷り込みといってよいのでしょうか?学生時代から読みなれている日野先生の本を参照することによって,他の本の説明も理解し易いのです。
力学 (増訂第3版) ランダウ=リフシッツ理論物理学教程

人によって力学の教科書の好みは様々であろうと思います。ランダウ・リフシッツのシリーズが好きな人もいれば,ファインマンのシリーズが好きな人もいると思います。力学の教科書は,値段は安いのに,読むのに骨の折れる本です。この本を買って30年経ちますが,完読したわけでもありません。しかし,保存量(ラグランジアン)から書き始める本書の記述の仕方は,とても好みです。力学的な問題において困ったときは,この本に戻ります。