研究発表における”Motivation”と『目的』について

大学であろうが企業であろうが、自然科学または工学や農学および医学などの応用科学であろうが、

研究という行為を、何がしかのリソース(お金、設備、人)を使って実施したのであれば、

研究成果の発表は、義務であろう。

研究の秘匿性が高い場合には組織内で留まるであろうが、公金を少しでも使ったのであれば、研究成果を公共のモノにする研究発表も義務であると思う。

そのような公の研究発表の場として一般的となるのが、各学会が主催する講演会やシンポジウムである。

企業に身を置いている(今は休職中ではあるが)立場ながら、各種講演会に参加する機会は、少なからずあった(今後は、わからない)。

日本語を使って口頭発表可能な講演会に行って、主に修士の学生の講演を聞くと、講演の前段に研究背景と『研究目的』というスライドが、ほとんど場合ある。

一方、英語での講演会に行って、主に日本人以外の講演を聞くと、Background のスライドはあるが、purpose というスライドはない。

代わりにあるのは、”Motivation”というタイトルのスライドである。

『目的』と”Motivation”は似ているようで、異なる。

その違いを説明することは難しいのだが、目的は、研究結果には、何らかの有意義な成果が無ければならないように感じる。

一方、”Motivation”からは、成果はともわれ、研究対象に対して、自信が能動的にどう考えたのか、ということを表すように感じる。よって、成果が有意義がどうかはともわれ、自身が考えて研究してみたら、こんな結果が出た!と、発表可能になる。

講演会の講演は、それぞれ最先端の内容を発表しているのであるから、実は、研究の詳細は、聴講しているの似た専門を人以外は、多くの場合、理解していない。

しかし、『研究目的』や”Motivation”というのは、専門外の人にも、朧気ながら理解可能である。

その際たるものは、岩波文庫にあるアインシュタインの相対性理論の最初の方であろうと思う。

しかし、日本での研究は、Motivationだけではなく、目的の大義名分がないと研究し難いのである。

日本においては、哲学と科学が異なる研究分野であるためではないかと思っている。

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