ブルースハープ練習は,実利的に「腹筋のエクササイズ」であるということ:

ブルースハープを練習し始めた頃,1日に,2時間くらい練習していた。

しかし,今は,精々,15分,長くても30分を超えることは,滅多にない。

理由は,ブルースハープの練習は非常に疲れるからである。

 

練習をし始めたころは,4〜10番穴を使って練習していた。それだと,下の楽譜に掲載されていて,知っている(つまり声で歌える)曲は,なんとなく演奏できる。

入門から名曲まで ブルースハープベスト選集
デプロ編著
デプロ

 

 

ところが,上の楽譜集は,原曲の1オクターブ上として記載されている。実音で演奏しようとすると,4〜10番穴ではなく,1〜7番穴を使って演奏することになる。

ブルースハープ,特にキーCのハープは常識外れの楽器である。なぜなら,ドレミファソラシドのチューニングの基音となるべきラ(A)の音(特にA=440 Hz)が普通に出ない。3番穴の吸音によるベンド(ドローベンド)をしないと,440 Hzの基音が出ない。

 

さらに,キーC(ハ長調)の曲を演奏しようとすれば,和音は,C(ドミソ),G(シレソ),および,F(ドファラ)に含まれる音が頻発する。しかし,ラは上記の通り3番穴のドローベンドであるし,ファ(F)は2番穴のドローベンドにより出す。

 

一方,ソ(G)の音は,2番吸音と3番吹音の二カ所から出すことができる。和音奏法ではなく,メロディーだけを演奏する場合には,どちらを使うかは,演奏者の考えによる。

最近の私の練習では,ソ(G)の音は,2番吸音による出す練習をしている。そうなると,ミファソは全て2番穴となる。しかし,ソとラが続くメロディーは少なくない。

その例が,「仰げば尊し」である。そのメロディーの出だしは「ミミファソラソミレミファラソ(あおげばとおとしわがしのおん)」。

これは,ベンドの練習には最適なメロディーなのであるが,これを,3回も演奏していると,お腹が痛くなる。お腹というより,腹筋である。

気のせいかと思っていたが,毎回そうだ。

他の曲を混ぜて(1〜4番穴しか使わない曲ばかり)練習していても,やはり,腹筋が痛い。

なぜだろうと思って,ベンドの力学などどいうものを考えたのである(過去記事:『ブルースハープのベンドの力学的考察〜その3〜』)。

 

この腹筋をかなり使うブルースハープの練習というのは,言ってみれば,「腹筋のエクササイズ」ということになるのではないかと思うのが,この記事を書いた動機である。

 

腹筋運動を15分継続するというのは,結構キツイことである。しかし,ブルースハープを演奏するためには,腹筋を使わざるを得ない。好むと好まざると,ベンドをするためには,腹筋を使うのである。

そこで,「仰げば尊し」の演奏の2バージョンの動画を作ってみた。

・バージョン1は4〜7番穴を使う場合である。

・バージョン2は1〜4番穴を使う場合である(ソは2番吸音)。

バージョン2はかなりキツイ息使いをしている。息使いというか,腹筋使いである。特に,ソ(G)とラ(A)の行き来は苦しい。腹筋の使い方が異なるためだ。
腹筋運動としてのブルースハープ『仰げば尊し 2バージョン』

 

ブルースハープというのは,どうも,そういう楽器であるらしい。

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