2016年5月22日までの,熊本地震発生状況データの更新である。データは気象庁震度データベースを基にしている。
過去記事1:熊本地震の発生状況更新(2016年5月7日まで)と終息しない要因の推定について
過去記事2:熊本地震の発生状況更新(2016年5月15日まで)
1.地震回数累積の状況
図1に地震回数累積を示す。
※2016年5月11日以降,傾きが小さくなってきている。しかし,熊本・大分において地震が頻発している傾向は変わらない。
一方,5月15日以降,黒と赤の線の傾きのズレが生じている。黒い線の傾きの方が大きくなっている(青と赤の線は平行である)。これは,熊本・大分・鹿児島以外の場所において地震が増えていることを示す。かつ,震源深さも深い地震である。5月16日に茨城県南部を震源とする地震があったがその影響であろうか?分析は行っていない。
2.地震エネルギー累積
図2に地震エネルギー累積を示す。

図3に図2の縦軸を拡大した図を示す。

3.原データ
本記事に使用したデータを右記にリンクする(エクセルデータである):地震データベース(2016年3月1日から)
以上。